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健康教育コーナー

循環器?心不全?ってなんのこと?

循環器

循環器」とは、酸素や栄養素などを各臓器に届け、老廃物を集めて運ぶ器官、心臓・血管・リンパ節・リンパ管などのことをいいます。心臓を簡単に表すと、筋肉で作られた、縦横2つずつ、計4つの部屋があり、1部屋ずつ順々に血液が送り出されるように「弁」というドアがついていて、全身に血液を送って回収する働きをしています。心臓の病気は、心臓に繋がっている血管(冠動脈・大動脈)の病気と、心臓そのもの(筋肉・弁など)の病気に分けられます。

心不全

心不全」とは病名ではなく、心臓の病気によって、ポンプ機能が弱り、全身に血液が送られなかったり、血液の流れが滞る状態のことをいいます。どんな心臓病でも「ポンプ機能が異常になる」と、心不全といわれます。心不全という状態が分かってから、原因となる疾患が隠れていないか確認するということもあります。高血圧も心不全の原因となります。心臓は膨らんで血液を溜めてから、縮んで全身に血液を送り出します。高血圧の場合、常に血管の壁に高い圧力がかかっています。圧力に耐えるために血管の壁が厚く、硬くなっていくので、心臓はより強い力で血液を押し出さなければならず、次第に心臓の筋肉も厚くなり、伸び縮みしづらくなってしまいます。すると、全身からの血液が十分に心臓に入らず、送り出す血液も少なくなってしまうのです。

「狭心症」と「心筋梗塞」

「狭心症」と「心筋梗塞」は、心臓の表面をはって、心臓の筋肉に血液を届ける「冠動脈」に起こる病気で、虚血性心疾患とよばれます。
狭心症は、冠動脈が動脈硬化などで狭くなり、心筋が酸素不足になり働けなくなる状態のことをいいます。数分~15分程度、胸が締め付けられるように苦しく、動悸や息切れがし、安静にすると治まりますが、繰り返し起こります。
心筋梗塞は、冠動脈が狭くなった部分に、血のかたまりができて詰まり、心筋の一部が死んで動かなくなる状態のことをいいます。激しい痛みが30分以上続き、一度死んだ心筋は再生しません。「急性心筋梗塞が起き、心臓のポンプ機能が低下し、急性心不全になる」という用語の使い方をします。

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