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アレルギーって、5種類もあるの?!

アレルギーというと、花粉症やアレルギー性鼻炎、蕁麻疹やアトピー性皮膚炎などを思い浮かべます。
アレルギー(allergy)とは、元々ギリシャ語のallos+ergoから「変じた反応能力(other+action)」という意味で名付けられたそうです。アナフィラキシーやアトピーも同義語として用いられることがあります。アナフィラキシーは「無防備」、アトピーは「異常な過敏反応」という意味で名付けられたそうです。

アレルギーとは、「免疫反応に基づく全身的、あるいは局所的な障害である」と定義されます。アレルギーは組織障害を起こすメカニズムから、4つに分類されていました(I~IV型)。しかし最近、II型に分類されていた抗リセプター抗体が関与するアレルギーを、発症様式が異なることから、新たにV型とする流れも生まれています。

アレルギーの種類
I型アレルギー 「即時型」と呼ばれ、原因物質が侵入した直後から数時間以内という短い時間で症状が出るものです。皮膚反応は15~30分で最大に達することもあります。花粉症、アトピー性気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蕁麻疹、アレルギー性結膜炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アナフィラキシーショックなどがI型です。アナフィラキシーショックもアレルギーの中の一つのタイプであり、短い時間で全身に激しく反応が現れることをいいます。食物アレルギーは、主にタンパク質が異物と認識されて症状が起こります。
II型アレルギー 「細胞傷害型」と呼ばれ、細胞障害を起こします。赤血球、白血球などの血液細胞や、腎臓や皮膚の基底膜抗原が標的になります。不適合輸血の際に赤血球が壊されていく反応は、まさにこのII型に属します。
III型アレルギー 「免疫複合体型」と呼ばれ、抗原抗体反応を起こした産物が組織に沈着し、それを排除しようとして、組織傷害や炎症反応が現れます。慢性関節リウマチはIII型に属します。
IV型アレルギー 「遅延型」と呼ばれ、リンパ球の中でもT細胞が強く関与し、24~72時間後に反応が生じます。「うるしかぶれ」が代表例です。
V型アレルギー 細胞表面上にあるホルモンなどに対する受容体に抗受容体抗体が結合し、その結果、ホルモン不足の病態を呈します。重症筋無力症などがその例です。

食べ物や皮膚への塗布物がアレルギーとなるのは、たいていI型かIV型です。
アレルギーがあった場合は、その原因物質を調べて、二度と自分に関与がないように取り計らうようにするのが良いです。

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