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健康教育コーナー

大切な働きをしている「神経」

神経痛や自律神経など、「神経」という言葉はよく耳にしますが、どのような働きをしているのでしょうか。

それぞれの臓器は互いに連絡しあい、協調しあわなければ、活動することができません。その連絡役が神経とホルモンです。体内外の変化やストレスに速やかに対応、調節し、常に安定した状態を保つ働きをしています。

神経は、細胞内外のイオンの出入りによる電気信号を伝え、すばやく情報を処理します。ホルモンは各臓器で作られて、血液によって全身を巡り、目的の場所に辿り着いてから調節をします。
脳と脊髄にある神経系を「中枢神経系」、中枢と抹消を連絡する神経系を「末梢神経系」とよびます。

中枢神経系と末梢神経系

知覚神経(末梢神経系) 皮膚や身体の様々な部位から痛みなどの間隔情報を中枢に送る役割をします。
脳・脊髄(中枢神経系) 送られてきた情報を分析、整理、判断し、その情報に応じて適切な決定を下す司令塔の役割をします。脊髄では反射などの自動的な情報処理が行われます。脳幹、小脳では呼吸や心拍動など生命維持に欠かすことのできない活動を無意識的、本能的に行います。大脳皮質では運動調節や感覚の認知、精神活動や記憶など高度な情報処理を行っています。脳にある神経細胞は約140憶個ともいわれています。
運動神経(末梢神経系) 手足を動かすなど、下された決定を抹消の骨格筋に伝える役割をします。
自律神経(末梢神経系) 交感神経と副交感神経の2種類の神経からなり、呼吸、循環、消化など、無意識的・反射的に体内循環を維持します。

神経障害

神経障害として多く見られるのは、糖尿病による末梢神経障害です。高血糖が続くと、末梢神経の代謝に異常が起こったり、神経に栄養を与える血管が傷つき血流が低下することで、神経の働きも悪くなります。辛い症状を感じないので傷口が化膿して感染が広がったり、心筋梗塞を起こしていても胸の痛みを感じないなど重症な病気になるまで気が付かないということもあるので、神経障害は深刻な病気なのです。

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