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健康教育コーナー

上下の血圧の差が大きくなっていませんか?!

心臓のポンプの働きで血液を全身に送り出しています。この時に「血液が血管の壁を押す圧力」を「血圧」といいます。
血管への圧力(血圧)が高くなるのは、心臓がギュッと縮んで(収縮)勢いよく血液を送り出す時で、収縮期血圧(上の血圧)といいます。血液を送り出した後、心臓から広がって(拡張)全身の静脈から心臓に血液が流れ込む時を、拡張期血圧(下の血圧)といいます。

ここ20年、血圧の理想値とされてきたのは、病院での測定では、上140mmHg以下、下90mmHg以下、家庭での測定では、上135mmHg以下、下85mmHg以下です。上下どちらか一方だけ超えていても高血圧となります。
上の血圧は加齢とともに上昇を続けますが、下の血圧は50~60歳くらいで最高となり、以後は低下していきます。よって、高齢者では上の血圧は高く、下の血圧が正常になり、上下の差が大きくなる「収縮期血圧」の人が多くなります。これは良いことではなく、大きな血管の動脈硬化が進んだことを反映しています。上下差が大きいほど心臓肥大などの臓器障害、将来の循環器病の危険性が高まります

血圧は体を活動しやすくするために目覚めとともに急上昇し、午前中は高く、午後の早い時間に少し下がり、夕方また高くなって、夜に下がり、眠ると休息のため大きく低下します。この変化を司る「交感神経」の働きが異常になると、朝に必要以上に血圧が高まったり、休むべき夜に下がらないなど、乱れが生じます。
夜の飲酒や、朝の慌ただしさ、前日服用した降圧薬の効果が弱くなるなどで、朝の血圧上昇が大きくなる人がいます。脳卒中や心筋梗塞は朝に最も多発することが知られていますが、朝の血圧上昇が原因の一つと考えられています。

高血圧をもたらす生活習慣

塩分 塩分は水分を引き寄せ血液の全体量を増やすため、それを押し出す心臓はより大きな力が必要となり、高血圧に。水と塩分を尿から排出するカリウムやマグネシウムを含む野菜を摂取しましょう。
肥満 動脈硬化により血管が細くなり、高血圧に。EPAやタウリンを摂取しましょう。
たばこ 吸う度に血圧は上がるため、禁煙は極めて重要です。
ストレス 心身への負担に対抗するため、交感神経が緊張し、血管が収縮して高血圧に。

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