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老化を早める「糖化」とは?

近年、老化を早める反応として「糖化」「酸化」を耳にします。糖化とは、血中に余った糖と、体の組織や細胞を構成するタンパク質が結びついて体温で温められて起きる現象で、糖化したタンパク質は劣化し、AGEs(エイジス、終末糖化産物)という悪玉物質に変わり、炎症を招き、組織の機能低下を起こします。

肌の糖化は、くすみやシワに繋がり、血管の酸化は血管壁に炎症が起こりやすくなり、動脈硬化が進行し、不整脈、狭心症、心不全、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高めます。白内障や骨粗鬆症などにも関係します。
糖化反応は血糖値が高い状態が長く続くほど進みます。

血糖値とは、炭水化物が消化吸収されブドウ糖となり、血液1dl中にブドウ糖が何mg含まれているか濃度を表す値です。食後に血糖値が上がり、血糖は全身の細胞エネルギー源として使われ、余った分は肝臓・筋肉・脂肪細胞に蓄積され、食後2~3時間経つと血糖値は食前の値に戻ります。血糖値は一定の範囲内に収まるように、すい臓で作られる「インスリン」というホルモンによってコントロールされています。

糖化による動脈硬化には、食後30分~1時間後の高血糖(血糖スパイク)が大変強い影響を及ぼしていることが明らかになっています。食前空腹時の血糖値が正常でも、食後に血糖値が上昇しやすい人は、動脈硬化が進みやすいのです。日本人の約3人に1人は動脈硬化による血管の病気で亡くなっています。糖尿病でなくても、食後の高血糖が死亡リスクを高めることがわかりました。

炭水化物が消化されブドウ糖になって吸収される際に必要な「α-グルコシダーゼ」という消化酵素の働きを阻害する「桑の葉」や、食べ物の消化吸収スピードを抑える「食物繊維」の摂取が食後の高血糖を抑えるため、食前に接種するよう心がけましょう。

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