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健康教育コーナー

ストレスと体の反応

ストレスを感じたときに体に起こりやすい症状は、どのような仕組みで起こっているのでしょうか。

脳が不安、恐怖、緊張、不快など、ストレスを感じると、「自律神経」(交感神経・副交感神経)をコントロールしている「視床下部」の働きに混乱が生じ、ストレス状態が続くと、次第に交感神経と副交感神経の切り替えがうまくいかなくなります。

ストレス状態から起こる主な症状

胃痛・ムカムカ吐き気

ストレスを感じると、交感神経によって胃粘膜の血管が収縮して、けいれんを起こし、血流が悪くなり、胃粘膜を守っている粘液の分泌が減ります。また、副交感神経によって胃を攻撃する胃液(胃酸)の分泌が増えます。胃粘膜を守る働きが弱まり、攻撃する働きが強まるのです。胃粘膜が傷つくことで、炎症が潰瘍、胃痛や胸焼けが起こります。

下痢・腹痛

胃や腸は、主に副交感神経によって活発に活動します。ストレスによって過度の緊張状態が続くと、自律神経が正常に働かなくなり、仕事や運動時など、本来は交感神経が活発に働く時にも胃腸が活動してしまい、強い便意・腹痛や下痢を起こすようになってしまいます。

ドキドキ動悸・息苦しい

ストレスによる緊張状態では、交感神経によって心拍数や血圧が上昇し、呼吸の回数が増え、呼吸が浅くなり、酸素を充分に取り込めなくなるため、息苦しく感じます。また、脳への酸素量が減り、神経の働きなども乱れてしまいます。ゆっくりと深呼吸をすると、副交感神経が活性化され、心拍数や血圧が低下し、動悸や息苦しさなども落ち着きやすくなります。

不安・不眠

睡眠時は、交感神経よりも副交感神経が優位になりますが、ストレス状態では、眠る時にも交感神経が優位となり、なかなか眠りにつけないという状態になってしまいます。睡眠中はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)を繰り返しますが、気掛かりなことや心配事が多いと記憶を整理するレム睡眠に負荷がかかり、ノンレム睡眠の時間が短くなってしまい、熟睡感を感じることができなくなります。

ストレスの長期化で病気につながらないように、緊張状態を解いて、気持ちをリラックスできるようにしましょう。

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