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健康教育コーナー

増え続ける脂肪細胞

「太る」といいますが、脂肪細胞はどのくらいまで大きくなるのでしょうか。

体内で余った脂肪を蓄える「白色脂肪細胞」は、全身に広く分布していて、数は約400億個、脂肪を蓄えると直径80μm程の大きさになりますが、エネルギーが過剰になると、約2倍の直径140μmまで肥大します。体に存在する白色脂肪細胞が脂肪でいっぱいになると、細胞の数を増やしてさらに脂肪を取り込み、約800億個にもなるといわれています。細胞の中でも長生きで、寿命は約10年です。ダイエットによって消滅してくれればよいのですが、脂肪を放出した白色脂肪細胞は、一旦小さくなって細胞の赤ちゃんの状態に戻ります。そして、またエネルギーが余った状態になると、すぐに大人の細胞になり、脂肪を取り込んで膨らんでいくのです。

逆に、体内に余ったエネルギー源を取り込んで、分解してくれる脂肪細胞もあり、
褐色脂肪細胞」といいます。褐色脂肪細胞がよく働く状態になっていることがダイエットには大きく関係します。

「前はちよっとダイエットすれば痩せていたのに」「少し走れば痩せていたのに」「前と同じことをしても痩せなくなった」という人は掲色脂肪細胞の働きが弱くなっていると考えるのがいいでしよう。

経験者の多いダイエット後のリバウンド

リバウンドしやすいのは、体重がなかなか減らなくなる停滞期。「ローT3シンドローム」という反応です。ダイエットによって、体に少量のエネルギーしか入ってこないと、エネルギー消費を減らして体を守る 反応です。基礎代謝量が減るので、食べる量が少なくなっていても、体重が減らなくなるのです。

もう1つの原因は「レプチン」。脂肪細胞に脂肪が吸収されると分泌されて、満腹感を感じさせる物質です。ダイエットで食事量が減ると、満腹感を感じさせるレプチンの分泌量も減ってきます。そんな中、ダイエットを中断し食事量が増えると、レプチンの分泌量は変化に対応できず、満腹感を感じないままに。

いずれの反応もしばらく続くので、基礎代謝量が少なく、満腹感を感じない状態のまま、過剰に食べ過ぎてしまい、リバウンドしてしまうのです。

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