ホーム > 健康教育コーナー > 肌を守っている成分は何?

健康教育コーナー

肌を守っている成分は何?

「肌」として触れられる部分が「角質層」です。食品用ラップと同じ0.02mm程の厚さです。角質細胞がブロックのように10~20層積み重なり、外からの水分や刺激の侵入を防ぎ、内部の水分蒸発を防ぐという役割をしています。

角質細胞は硬いケラチンタンパク質で出来ていますが、肌を触ると柔らかく感じるのは、角質層に水分が含まれているからです。十分な水分を含んでいることで、肌のハリ、なめらかさ、柔らかさを維持することができます。
水分は、皮脂、天然保湿因子、角質細胞間脂質によって保存されています。

保湿機能を持つものとして、天然保湿因子は外気などの水分を吸着して保湿します。ヒアルロン酸やエラスチン、コラーゲンは自ら水分を抱え込んで保湿します。角質細胞間脂質は、細胞と細胞の隙間を満たす層をつくり、天然保湿因子が抱え込んでいる水分を層の間にはさみ込み、水分を逃がさない働きをします。最も水分保持力が強いのが角質細胞間脂質です。

角質細胞間脂質の約50%が「セラミド」です。他に糖セラミド、遊離脂肪酸、コレステロール、コレステロールエステルなど複数の脂質で組成されています。セラミドの働きは、水分を蓄えて肌のうるおいを保つことと、細胞間を隙間なく埋めて外部刺激からのバリア機能を高めることです。
セラミドは表皮の一番上の層に存在しているので、この層までなら肌に塗っても浸透できる可能性があり、セラミド配合化粧水や美容液は非常に高い保湿効果が期待できると言われています。
セラミドは表皮細胞が角質になる時に、アミノ酸の一種である「セリン」から生成されます。20歳前後に100%だった角質中のセラミド量が、40歳前後で約50%、70歳前後で約30%になってしまいます。

角質層は異物や紫外線から肌を守るバリアの役割を果たしています。年齢や睡眠不足などでターンオーバーが遅くなり、生成されるセラミドの量が減るとバリア機能が低下し、あらゆる肌トラブルが発生する原因となります。セラミドは、秋冬の乾燥シーズンだけでなく、夏の肌を守るためにも必要な成分です。

一覧へ戻る