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健康教育コーナー

糖尿病の方に伝えてほしいこと

あなたの知人に糖尿病の方はいますか?糖尿病予備軍を合わせると日本では約1400万人いるといわれています。糖尿病の合併症として知られているのが「目が見えなくなる、糖尿病性網膜症」「人工透析が必要になる、糖尿病性腎症」「指先がしびれ腐って切断しなければいけなくなる、糖尿病性神経障害」の3大合併症です。「最近、目がかすむなあ」と思いだしたら、半年後には失明していることもあります。採血でクレアチニンの数値がだんだん高くなり、5.0mg/dlを超えるともうすぐ透析治療です。

何の症状もないことがほとんどなので、放置する人もいます。糖尿病を放置した場合、およそ10年後から合併症が起こり始めるため、将来の健康を考えて「糖尿病は悪い」といわれるのです。しかし、10年後の合併症よりも、今すぐに心配しなければならないのが、脳梗塞、心筋梗塞、大腸ガンです

原因は自分の身体に蓄積した脂肪の成分です。脂肪が多い少ないではなく、脂肪の種類です。「アラキドン酸」という脂肪酸が多いと糖尿病を発症しやすく、脳梗塞、心筋梗塞、大腸ガンが発生しやすいのです。アラキドン酸は、一般の食用油の成分であるリノール酸が体内で変換されて蓄積したものです。

また、血糖値が高いままだと動脈硬化が早いスピードで引き起こされます。細い動脈ほど早くダメージが現れます。身体で最も細い動脈がたくさん集まっているのが腎臓と眼なので、その場所に障害が起こりやすいのです。糖尿病が続くと免疫力が低下して、傷が化膿しやすく治りにくくなり、肺炎や肺結核、湿疹、口腔炎、歯槽膿漏なども起こりやす
くなります。

血液検査でHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を確認して、80%以上なら将来重大な合併症が引き起こされる可能性が非常に高く、6.2%以上だと糖尿病、56%以上だと糖尿病予備軍と言われます。
健康管理上の理想値は52%以下であるとよいでしよう。

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