健康教育コーナー

脂肪肝

糖質の摂りすぎに注意!

肝臓は小腸で吸収した炭水化物や糖分・脂質・タンパク質などを受け取り、人の体で使えるタンパク質に人の体で使えるタンパク質に組み替えたり、体を動かすためのエネルギーを作って溜めておき、必要なときに供給しています。また、体に取り込んだ有害物質を分解・無毒化し、肝臓で作られた老廃物を流すために「胆汁」を作って排泄しています。

肝臓は大変重要な臓器なので丈夫に出来ていて、多くを切り取っても再生できる臓器ですが、自覚症状がないまま障害が80%程度に及ぶと機能不全になり、症状が出た頃には手遅れになりやすい臓器なので注意が必要です。
血液検査でのALT(GPT)は主に肝細胞に存在する酵素で、肝細胞が壊れると血液中に漏れ出すため、基準値を超えていれば肝細胞が壊れていることがわかります。

肝臓の病気で身近なのは「脂肪肝」です。肝細胞の30%以上に中性脂肪が蓄積する病気です。糖質や脂質は肝臓で中性脂肪に変化し、使いきれなかった分は肝臓にそのまま残ります。極端な食事制限をした場合も「低栄養性脂肪肝」になることがあります。脂肪肝は狭心症や心筋梗塞など心疾患の合併率が高く、ドロドロ血になり血流が悪くなるため、全身に酸素と栄養分が供給されなくなり、疲れやすい、肩がこる、頭がボーッとするといった症状が出ることもあります。これだけでは「ただ疲れているのだ」と思ってしまいますね。
肝臓についた脂肪はとれやすいため、体重を2kg減らしただけで肝臓に溜まった中性脂肪が減り、肝機能が回復します。果糖は吸収がよく、肝臓で中性脂肪になりやすいため量を減らしてみましょう。

血液検査で異常が見られなくても画像検査によって脂肪肝が認められることもあるため、超音波エコーなどの画像解析を加えて行ったほうがよいでしよう。

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