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健康教育コーナー

食欲のメカニズム

「食欲を抑えたい」と考えている方のほうが多いかもしれません。一方で、食欲がわかずに困っている方もいます。食欲は人間の本能であり、脳の視床下部(ししょうかぶ)という所でコントロールされています。視床下部の中にある「食べたい、食べたい」と空腹を感じる摂食中枢(せっしょくちゅうすう)と、「もういっぱいだ」と満腹を感じる満腹中枢、血液中のブドウ糖・遊離脂肪酸の濃度で空腹感と満腹感を感じます。

空腹の感じ方

炭水化物(ごはん・パン・麺・イモ)が分解されてブドウ糖になります。食事の3~5時間で血液中のブドウ糖が減ると、脂肪を分解してエネルギーを作り出そうとします。脂肪を分解してできた遊離脂肪酸によって摂食中枢が刺激され空腹感を覚えます。せっかく脂肪が分解されたのにそれによって食欲がわくというのは、ダイエットをしたい方にはガッカリな話ですね。

満腹感の感じ方

食事でブドウ糖が補給されると満腹中枢が刺激され20分程度で満腹感を感じるようになります。
しかし、食事は20分程度で食べきれてしまうため、満腹感を感じる前に食べすぎてしまう方のほうが多いのでしょう。血液中に増えたブドウ糖を察知してインスリンというホルモンがブドウ糖を全身の細胞へ運び込みます。そのブドウ糖は細胞を動かすエネルギー源になるわけです。その運搬が進むと血液中のブドウ糖が減り、「空腹の感じ方」へ戻ります。この繰り返しが食欲です。

血液中のブドウ糖が増えると食欲がおさまる、ブドウ糖が減ると食欲がわくというメカニズムになっています。

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