健康教育コーナー

低血糖発作

「午後3時から4時ごろになると、急に冷や汗が出てきて、体に力が入らなくなるんです。動悸がして、いてもたってもいられなくなります。しばらく横になって休んでいると回復します」という相談を受けたことがあります。

その後にも、「朝、出勤の途中で急に目まいがして、全身の力が抜けたようになるんです。近所の病院に行きましたが、異常はないと言われました。でも、時々そのような発作が起こります」という相談がありました。
病院で調べても異常は見つからず、「疲れからきているのでしょう」とか、「自律神経の問題でしょう」と言われることが多かったようです。

この方の発作中にタイミングよく採血することができたのですが、驚いたことに、血糖値が29mg/dlしかありませんでした。尚、血糖値は、最低でも60mg/dlなければいけません。従って、この方の血糖値は、異常に低くなって、そして、低血糖発作を起こしていたのです。

低血糖発作を起こすときは、膵臓(すいぞう)に腫瘍ができる「インスリノーマ」など特殊な病気が体内に潜んでいることがありますが、この方の場合は、そのような病気はありませんでした。
何か体調の理由で、普通の健康な人でも低血糖発作を起こすことがあるようです。「おなかがすいてフラフラする」というのも、一種の低血糖状態と考えていいでしょう。

そのようなときは、砂糖やあめ玉を口に入れると、しばらくすると回復してきます。

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