健康教育コーナー

中性脂肪

「中性脂肪が高いですね。ほうっておくと動脈硬化が進行して、そのうち心筋梗塞が起こってしまいますよ」
こういう話は、診察室ではよく聞かされます。

中性脂肪というのは、皮下や内臓の周りの脂肪の中身そのもので、空腹時の中性脂肪の正常値は150mg/dl以下です。
食事中の脂肪成分は中性脂肪になって血液中に現れるので、食後は中性脂肪値が上昇し食後4~6時間後がピークになり、そのときに、500mg/dl以上に上昇することも珍しくありません。
そして、その後、その中性脂肪は分解されたり、脂肪細胞の中に取り込まれたりして、だんだんと低下していきます。

人によっては、中性脂肪の値が前日の食事の影響を強く受けることもあります。夜、焼肉や天ぷら、揚げ物を食べた翌朝の採血では、高めに出ることもあります。ですので、中性脂肪が高いといわれたときは、まず検査前日の食事内容と食事時間を思い出してみてください。

健康診断で「中性脂肪値が高いので再検査が必要です」といわれたら、再検査日の前日の食事に気を使うようにしてください。
中性脂肪は、脂っこい食事を控えたりアルコールを中止すれば、一ヶ月後には低下します。また、体重を減らすと、中性脂肪値はてきめんに下がります。

ですので、太り気味で中性脂肪が高いのなら、まずはダイエットに取り組むことを第一に考えてみてください。

その原因を分析して、対策を考えることをおすすめします。

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